「ドメーヌ・ペイリエール」とは?
先祖は初めて日本に訪れたフランス人、聖クルテ師
南仏ミネルヴォワで世界遺産級の価値を持つ旧家の歴史を継承・日仏文化・芸術の歴史を体現するワイナリー
豊かな日照を受け、風が通り抜ける丘陵地にある畑で、太陽と風の恵みを受け、自然とブドウに優しい栽培が行われています。神に祝福されたかのような地、ミネルヴォワで健全に育まれたブドウから、品種ごとの多彩な味わい、そして、テロワールの個性が表れたワインが造られます。その上質な品質と味わいから、ヨーロッパで高い評価を得ており、英国の高級アウトレットでも人気のワインです。
聖クルテ師の軌跡
1590年 フランス南西部の港町セリニャンに生まれる
1636年 日本に初めて訪れたフランス人
聖クルテ師は、アジアでのキリスト教布教のため、フィリピンに到着後、禁教令下の日本を目指します。当時布教が禁じられていた日本へのと渡航は非常に危険でしたが、強い信念と情熱を携え、日本に上陸。初めて日本に来たフランス人となりました。しかしながら、訪日後すぐに捕らわれ、翌1637年、長崎で殉教しました。
1776年 南仏の世界遺産「ミディ運河」に程近いアジール村で聖クルテ師の子孫「ペイリエール家」がワイン造りを始める。
1987年 350年後に「聖人」として復活。子孫のワイン「ペイリエール」がバチカンで「祝福」される。
2015年 長崎・中町協会にクルテ師を含む「長崎十六聖人」記念庭園が完成。
世界で唯一、バチカンより授与された「ORATIO」を冠したワイン
1987年、ローマ法王により「聖人」に列聖され、今も長崎市内の中町教会で崇敬されている聖ギョーム・クルテ師。師の尊い志と情熱を称え、子孫たちが醸すこのワインにのみ、特別に「ORATIO」ラベルを冠することがバチカンにより認められました。ラテン語で祈りを意味する言葉「ORATIO」は、長崎の隠れキリシタンたちが継承した祈りの言葉「オラショ」の由来にもなっています。
※収益の一部は、「バチカン市国の教会施設の修復支援」、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」のユネスコ世界遺産登録活動、及び教会施設の維持、修復支援に役立てられます。